Designer:PWP[Jamison Square], Atlier Dreiseitl[Tanner Springs Park], PP&R[The Fields Park] Site:Portland, Oregon, USA Text [Japanese & English] & Photos by Hiroshi Ichikawa [Chiba University, Graduate School of Horticulture]
ポートランドは、日本でもデザインガイドラインや建物のミクストユースなどの都市計画的側面が注目されている 都市であり、その中でも中心街の北に位置するパール地区は、お洒落なカフェやレストランなどが店を構えている都 市再生プロジェクトの成功事例として注目されている地区である。
今回はこのパール地区を取り上げ、街区と公園の関係について書いていくことにしたい。良く知られているように、 ポートランドの街区の特徴は、一辺が200フィート(約61メートル)の正方形の街区を採用しており、アメリカの他の都 市と比べると小さい街区で構成されている。この街区の違いは、実際に歩いてみると肌感覚で体験することができる。 留学先のシアトルでは数ブロック離れていると少し歩くのがおっくうになり、バスを利用することも多かったが、ポー トランドの場合、ブロック間が短く、次々に街並みが変わっていくので、歩行体験も飽きることがない。歩くのに疲れ ても、ライトレールやバスに乗れば、また異なるスピードで街を見ることが可能になる。
パール地区には、Jamison Square, Tanner Springs Park, The Fields Parkという南北に連続する3つのランドスケープ 作品がある。Jamison Squareは、PWPが設計した公園であり、東西で異なる設計がされている。西側には、子供が遊 べるような都市的な水場がある一方で、東側では列植された並木が街路樹と連続した関係を構築している。Tanner Springs Parkは、Atelier Dreiseitlが手掛けた公園であり、Jamison Square とは異なる点として、雨水の浄化や植栽の点 に関してより自然のサイクルに注目した設計がなされている。The Fields Parkは3つの中で最も北にある公園で、子供 用のプレイグランドや大きなオープンスペースで構成されている為、子供連れや、犬の散歩の場所として利用されて いた。川沿いに位置しており、面積も上記2つの公園よりも大きいのが特徴である。
シアトルでの滞在中は、周辺の多くのランドスケープ作品を回ったが、ひとつひとつのプロジェクトが徒歩圏内に あることは珍しかった。一方、ポートランドでは、ラブジョイプラザやケーラーファウンテンなどの作品を含め、市内 の公園の多くが徒歩圏内にあり、特にパール地区の上記3つの公園に関しては、その回遊性が際立っていた。周辺の住 民が目的や気分によって、徒歩圏内にある公園を選択できるのは、素直にとても羨ましく感じた。また、周辺の施設と の連続性や回遊性に優れていることで、例えば、リビングシアターで映画を観た後に、パウエルブックで新しい本を 探し、Tanner Springs Parkのベンチで少し読み進めるといったように、QOLの向上の生活スタイルのサイクルの中に、 公園としてのランドスケープが空間的に組み込まれていると実感することができた。街区間が小さいことで歩行体験 が注目されることにより、ランドスケープ作品が都市の中で受ける恩恵は少なくない。
Portland is famous for its design guideline and mixed-used buildings from the view point of urban planning. Especially, the Pearl District, located in the north side of the downtown area, has a great reputation as an urban revitalization project. There are various types of nice café, restaurant and stores in this area.
In this a rticle, I would like to introduce the Pearl…
